2013年2月9日土曜日

1億円


今日のテレビで話題になっていた金額。
 
今の日本の平均的な夫婦が
 
65歳定年後、85歳まで20年間、生きるとしたら必要な金額だそうです。
 
 
奥さんが専業主婦の場合は
 
年金が今の基準でもらえるとしたら、その約半分はカバーできるらしいです。
 
 
でも、この数字は現役時代の生活レベルをそのまま続けたら、という数字。
 
子供の教育費、住宅ローンなどを払い終えて
 
生活保護の申請ができる、国が最低必要額と決めた額で暮らすようにすれば
 
1200万円の貯金があれば大丈夫だそうです。
 
 
今51歳。
 
65歳まであと14年。
 
今からスタートしたとしても、毎年100万円貯金すればなんとかなりそう。
 
 
いや、夫婦共、会社の正社員で勤続10年以上だったら
 
すでにこのくらいの貯蓄がないとね。
 
 
東京の自宅を賃貸してリタイヤ後の八ヶ岳で暮らしを楽しんでいる歌仲間がいます。
 
毎年のようにハワイへ1週間ほどゴルフとホノルルマラソン観戦に行ったり
 
豪華客船で世界一周旅行したり。
 
 
20代、社会人1年生になった頃は
 
真面目に働いていれば誰でも老後はそんな暮らしができると思っていましたが
 
この先、どうなっていくんでしょう。
 
 
イソップ童話に「アリとキリギリス」ってありますね。
 
子供の頃、母親がよく、この話を読み聞かせしてくれました。
 
 
30代で独立開業したは良いけれど
 
母親の言葉を借りれば
 
飲み屋で自慢話ばかりして周囲の人に嫌われ会社を倒産させた父。
 
そんな生き方はするなよ、と子供たちに教えたかったのでしょう。
 
 
 
「遊んでばかりいると、大変なことになるよ、
 
一生懸命働いて、将来の備えをしっかりするんだよ。」
 
そういう教えを、幼少時から擦り込まれていた私。
 
実家を出てからも娘が誕生するまでは
 
家計の足しにと仕送りをしていました。
 
 
片や、「毎日が楽しくなければ人生じゃない」と
 
毎週末のように遊びに出かける家庭で育ったダンナ。
 
 
ダンナの実家は、いわゆる富裕層に属しているわけではなく
 
とっても普通の商店を営みながら、
 
アウトドアで分相応のレジャーを家族みんなで楽しんでいました。
 
 
家の心配をする必要がなく、クレジットカードも学生時代から持っていたり
 
勤め始めてからの給料は全て自分の趣味につぎ込んだり
 
貯蓄という観念が皆無な上、借りることに何の恐れも持っていません。
 
 
父を戒めながら我慢を重ねた挙句、
 
父より先にマイホームの夢もかなわず他界した母。
 
母亡き後、制約がなくなり、思うままの飲み放題、買い物し放題で
 
糖尿病、心臓病を患いながらも一人気ままな暮らしの中で
 
心臓発作で長患いすることなく、あっという間に、でも当時の平均寿命まで生きた父。
 
 
何が正しい、悪い、というのではなく
 
人生、楽しんだ方が得。我慢は損。

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