2013年3月6日水曜日

びわ

 
びわは、お釈迦様が病人を癒すために用いたと伝えられ
実際、アミグダリンという成分には天然の抗がん剤とも言われる効果があるそうです。
 
葉はお茶にして飲んだり、皮ふの表面に当てて温灸をしたり
種を焼酎漬けにしたものをそのままガリガリかじって食べたり。
種から作られるサプリメントもありますね。
 
千葉にある「道の駅とみうら」では、特産物びわの加工品を販売していて
10年前には、果実の収穫に支障のない時期に限り、
びわの生葉をキロ単位で、送料と手間賃だけ、のような破格のお値段で販売していました。
 
 
 
先ほどサイトを見たら、それらしきページにたどり着けず。
 
今の時期は販売していないのか
はたまた、手間がかかるので取扱を中止したのか、わかりませんが。
 
生葉は、葉をそろえて10枚くらいずつに束ね、
新聞紙でくるんでからビニール袋に入れて冷蔵庫にしまえば一カ月は保存が効きます。
 
びわ葉温灸に使った後の葉にもエキスが残っているので
お風呂の浴槽に浮かべて入浴剤としてもう一度使ってました。
 
東京で、びわが茂りすぎて鬱陶しくて剪定や葉を摘んだりする人手がなく困っている、
という方から無償で提供していただいたこともあり
枇杷倶楽部以外のところから買うのがバカバカしくて。
 
上記サイトで買えない時は、自分でびわの木を見つけては、
葉を摘ませていただいてました。
 
八ヶ岳では、びわの木は、ほとんど見かけません。
あっても葉が小さくて、近くでよ~く見ないとわからないほど。
お隣の韮崎市まで下りれば、車を運転しながらでも、
すぐそれとわかる大きさの葉がついている木が民家の庭先に植えられていてりします。
 
移住して数年経ったお客様をお尋ねしたら、庭に立派なびわの木があり
本当に羨ましくて、思わず「いいですねぇ」と言った時のこと。
 
「ちっとも良くないですよ、びわの木があると病人が寄ってくるって言いますよ。」
 
仕事中だったので、あら、そうなんですか、とサラッと答えましたが
実は、かなりショックでした。
 
情報源は何なんでしょう?
その方は、まるで世間一般の常識であるかのようにおっしゃってました。
 
その方は、びわの効能を知っているのか、いないのか。
知らないとしたら、なんてモッタイナイ。
 
知っているとしたら、病人が寄って来るって言い方は、ないでしょう。
病人がいると聞いたら、自ら分けてあげるのが普通じゃないですか?
 
なんか、人種差別のようなレベルで病人を蔑視したその方の態度が信じられませんでした。
 
でも、ちょっと考えてみると「病は気から」と言いますから
病人=気の悪い人
という見方をすれば、健康人にとって病人は関わりたくない存在なのでしょうね。
 
だけど病気の原因が、本人の気だけによるものだとしたら
健康保険なんて制度、もってのほか、ですよね。
 
中国では一人っ子政策の弊害か、
生まれつき障害をもって生まれた子が捨てられるそうですが
それと似た非人間性というか、進化の遅れのようなものを感じました。
 
先天性のもの、遺伝性のもの、そして多分、今一番多いのは
化学物質や放射能による環境汚染による病気が増えています。
 
私の癌も、母、伯母、祖母みんなそうでしたし
母が出来合いのお惣菜やファーストフードの愛好者だったことなど思い出すと
化学物質によるところも無視できないなあと思うのです。
 
びわの葉から、いろいろ思いが広がりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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